ZOOM Multi Stomp MS-50G テストプレイとレビュー

By | 2013年3月3日

ms50g

ズームのマルチストンプMS-50Gのテスト動画をYOUTUBEにアップしました。

普通にエフェクトを変えて適当に弾いてる動画はいっぱいあるので、オリジナルの曲を軽く作ってみて、それを全部MS-50で録る、というなかなか強烈な企画をやってみてます。MS-50Gはマルチエフェクターをコンパクトペダルのサイズに押し込めてしまった、という、今までありそうでなかった革新的な製品ですが、だいたいの場合、この手の製品は音が終わってるのが世の常。はたして実状はどんなもんか。

まず、ギターとアンプですが、ヤマハの一番安いモデルです。パシフィカの最廉価モデルと、練習用アンプ。レコーダーはサンヨーの2万ぐらいの奴で、録音のちCUBASEに持って行ってミキシングしてます。

これはレッスンの空き時間で録ってるため、とっておきの安価な機材でどれほどの音が出せるのか、というのが面白い指針になるだろうと思ったからです。

歪んだ音にはEQを掛けてます。パライコは効きが良くて使いやすいので、グライコよりそっちを使うことが多いです。1kHz〜2KHz付近を適宜ブーストしたりして調整してます。ミキシングの段階で、軽くリバーブを掛けてますが、別にMS-50のリバーブがあかんというわけではなく、一曲に纏めるためにリバーブだけ別個で掛けているだけです。事実ライブではリバーブもディレイもがんがんつかってます。

クリーンには基本的にコンプのみわずかに掛けて、あとはコーラスとトレモロで雰囲気を作ってるって感じです。

 

それにしても、マルチエフェクターをこれだけにぶち込んだZOOMの発想と技術力にも頭が下がりますが、どのエフェクトもそこそこ使えるところまで持ってきているのは、じつにすばらしいです。

歪みもモデリングの数が10種以上もあって、好みの音色が確実に作れそうな雰囲気。ディレイやコーラスも複数種類入って実用的、動画で使ってるトレモロ、オクターバーとかノイズサプレッサーまで、全部使ってみましたが、全然使えると感じてます。しまいにはステレオアウトを生かしたラインセレクターまで…。何に使うんだこんなもんと思ってましたが、先日知人との会話で「FXが同時使用5つまでという制限もある…2台所有を前提にしてるんじゃ…」という結論が出てきました。うーん、あながちはずれていないかも。

 

もちろん良い機材は限りなくありますが、高価なものはそれだけの経済力が必要だし、でかくなるので運搬も大変です。このMS-50G、一台で様々なシーンに瞬時に対応できる懐の広さと、軽い小さいという利便性を兼ね備えていることから、どこに置いてもたいした負担にならず、何らかの働きが出来るんじゃないかと思います。

空間系&チューナー用でもよし、飛び道具専門にして常に片隅に置いておくのもよし、好きな音を3つほど登録しといてセッション用にしてもよし、ノイズ消しとセレクターだけを使うもよし…。

もちろん1台で全部まかなうことも出来ます。フットスイッチが1つしかないので、さすがに10種の音色を瞬時に使い分ける、なんてのには向きませんけどね。

 

僕が高校生ぐらいのころは505が出た頃で、ZOOM=安かろう悪かろうでしたが、今やBOSSに迫る勢いです。高級ブティックペダルだけじゃなくて、こういう安価な機材の世界でも、いいものがガンガンと出てきて欲しいですね。ちなみに2013年春現在、ついにベース用のMS-60B Multi Stomp for Bass
が登場しています。

 



MS-100BTはiPhoneの専用アプリで落としたアンプやエフェクターのモデルをブルートゥースで転送できるという、これまた新世代な機能を加えたバージョン。僕の友人はこっちを買って、早速BOSSのDD-5のモデリングを落としてましたが、1つ落とすにもamplitubeやGuitar RIGなんかにくらべて随分と安いようです。やや高価ですが、iPhone使いならこちらも候補に入るかな。

 


こちらはMS-50Gのガイドブック。内蔵のエフェクトタイプやパラメータについて、非常に詳細に解説がなされてます。こんなガイドが存在してしまうのも、このペダルのポテンシャルゆえか。

 


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