add9コードあれこれ・その1

By | 2013年5月12日

add9コード、というと特にアコースティックギターを専門に弾く向きには、かなりよく登場します。透明感のあるコード、という位置づけじゃないでしょうか。エレキの方ではアルペジオでよく出てきます。押さえ方が基本的に簡単で、かつ美しい響きが得られるので、好んで使う人が多いです。

add9コードとは

add9とはその名の通り「9個目の音を加える」というまんまな意味なんですが、9個目というのは、ルートを1としてみたときに9番目に当たる音。Cadd9の場合、C(ド)が1,D(レ)が2、E(ミ)が3…で、9は1オクターブ回ってレの音になります。1オクターブ上の2つ目、と覚えてる人が多いですね。

最頻出add9コード、Aadd9

Aadd9

さてこちらは一番出現率の高いadd9。Aadd9です。超簡単に押さえられ、綺麗な響きが得られる、実に使い勝手のよろしい一品です。2弦の開放が9thの音になってます。

ところで、AmとAの差はこの2弦の1fを弾くのか、2fを弾くのか、によって生まれます。このadd9の形では、どっちでもない=マイナーかメジャーかわからない、ということになるので、そこだけには注意しましょう。暗い響きが明確に欲しいときにはつかわない方がいいかもしれないです。分からないってことは、逆に言えばマイナーでもメジャーでもない中性的響きってことでもあるので、それを敢えて狙うのも、上級者的でよろしいかも。

Gと組み合わせでよく登場する、Cadd9

Cadd9

こちらはCadd9。上のに引き続いて出現率高しです。

こいつは、1弦3fを押さえるバージョンと押さえないバージョンがあります。Gとセットで出現した際には押さえてることが多いですが、この1弦の3fが透明感を著しく損なうので、僕は個人的には嫌いな押さえ方です。More Than Wordsとかコピーした人なら、たくさん登場したんじゃないでしょうか。1弦を開放にした押さえ方を使ってCadd9-C-Cadd9-C と行くと、カーペンターズの名曲のイントロができあがりです。エレキのアルペジオにも使いやすい形なので、アレンジの際にはばんばん使っていきましょう。

押さえが困難、Eadd9

Eadd9

こちらはEadd9。AやC、またはDに比べるとギターでは出現率が低いです。何故かというと、鳴らしてみると分かりますが、あんまり綺麗じゃないのです。9thが1弦2fに来て極端に高い位置にあるせいで、コードボイシングの中で浮いて聞こえてしまうのが原因です。

Eadd9

というわけで、僕はEadd9といえばこの形を使います。非常に綺麗に響きますが、指がちぎれそうになる、という致命的な欠点があります。慣れてくればなんともですが、最初はこれが出てくるたびに苦労するかも。ちなみに、これは人差し指がメジャー3rdの音になってるので、それを外して3弦を開放にするだけでEmadd9と、マイナーにすることができます。

ちなみに、6弦開放を人差し指、5弦薬指、4弦小指、3弦中指とすることで、E以外でも平行移動して使えます。ポリスの某ヒット曲のイントロがこれで弾けますが、手の小さい人にはほとんど不可能です。

Aadd9のハイコード

add9-5

そして、こちらが個人的によく使う発展フォーム。Aadd9のハイポジションバージョン。押さえるのは3,4弦のみ。図では5弦は×になってますが、開放を鳴らすことでAのルートになります。書いてるように、6弦5fを押さえてルートにして、5弦をミュートとしてもいいです。

4弦が7fか5fかで、7thを付けるかどうかが変わります。3弦を6fか5fかにすることで、メジャーとマイナーを入れ替えることが出来ます。両方5fにするとAm7add9という長い名前のコードになりますが、普通はAm9かAm7(9)と表記します。カッコはaddと同じ意味です。この形は2弦開放と3弦の5,6fがキワドイぶつかり方をして、非常に綺麗に響きます。僕はAadd9と聞くと、一番上のフォーム以上にこっちをよく使います。

 

というわけで、add9コードと一口に言っても色々です。その色々が分かって使えるようになれば、アルペジオの響きにも幅が出ていいんじゃないでしょうか。一度お試しあれ。


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