ロックマン2「ウッドマン・ステージ」をギターで弾いてみる

さきほどYouTubeとニコ動にアップしたこれ。だいぶ前に作ったものですが、どうにも途中でやる気がなくなってしまって、放置してあったものをミックスし直してアップしたものでして。

Logic導入前の環境のものだったので、久しぶりにCubase Studioを立ち上げて、音を作り直しました。ドラムはAddictive Drumsで、ベースは手弾き。この手のハードロックなサウンドだとギターに埋もれてしまって、ベースの処理が難しいです。

 

いかにして弾くか

さてさて、この曲のメロディ、ギターで弾くに当たっても出だしのクロマチックライン以外難しいところは特にないんですが、そのまま弾いてもかっこよく聞こえないので、いろいろ試行錯誤してあります。

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これが実際に弾いたラインの譜面。テクニック的に一番難しい出だしのクロマチックは多分これ以外ないでしょうが、2弦から始めても良いかもです。

ポイントは2段目真ん中のところ。地味にユニゾンチョーキングが入ってます。ギターの最もかっこよく聞かせられるのは”歪んだ音でのチョーキング”であると信じてやまない僕ですが、このユニゾンチョーキングってのには必殺のかっこよさがありますね。

さらにそのあとに2弦14fまでポジションが上がっているのも、考えた結果のポジションです。ここで大きなスライドを入れることで、メロディがダイナミックに聞こえます。

ギターはピアノと違って色んなところで音が出るので、メロディをかっこよく弾くために色々試してみる、というのは、構造的に楽器を理解するためにも重要じゃないかと思います。

 

コード進行

キーはF#マイナー。F#mコードのあとのGがこの曲のサウンドを決定づけていますね。ロックマン的な和音の凝り方で、センスのある使い方です。

この後のBメロは
D – E – F – N.C – C#
という流れ。

Fコードはよく使うパターンですが、理屈的には同主調キーであるAマイナー調からの借り物とされます。宙に浮いた転調感が出てるのがポイントですが、ノンコード時のクロマチックラインの後にC#コードでキメを入れて、ちょっと強引に元に戻しています。イントロではこのキメはEコードなのですが、このリフレイン部分では実は違うコードになっているのです。

 

というわけで、ロックマン・シリーズ第2弾でした。エアーマンは曲が難しいので、弾くのが難儀でしたが、こちらはメロディが単純な分、聴かせるのは難しいです。どちらも違った面白さがありますね。