サウンドハウス発Playtechの激安弦を試してみた

サウンドハウスの自社ブランド、プレイテックからワンセット190円という激安弦が出ています。ゲージの太さも様々あり、僕が個人的に常に使用する0.46-0.09のカスタムライトもちゃんとあるので、何セットか買ってみました。

PLAYTECH ( プレイテック ) / EGS-1046 エレキギター弦

PLAYTECH ( プレイテック ) / EGS-0942 エレキギター弦

PLAYTECH ( プレイテック ) / AGS-1150 アコースティックギター弦

結論としては、「練習には十分使えるが、ライブ本番などではあまり使用したくない」というものです。

アコギ及びエレキ両方を張ってみてるので、両方あわせて書いていきます。

エレキ用

エレキ弦
エレキ弦

張ってしばらく弾いても、チューニングの狂いが酷いとか、そういうものはあまり感じません。張った後オクターブピッチがやや狂った感じがなくはないですが、これはいつも使っているダダリオと違うからなのか、この弦自体が粗悪だからなのか、原因がわかっていません。

寿命はわりと短めです。

ついでにダダリオに比べると何だかテンションが若干緩いような?気がします。チョーキングがちょっと上がりやすくなった気がしなくもないです。こちらもあくまで感覚だけでの話です。

弾き心地はほぼ定番弦と大差ないです。上記の点も「気のせいかも」という微細なレベルでしか気にならない程度で、激安弦というのが頭の片隅にあっての逆プラシーボかもしれません。練習用として弾き倒すだけならば、十分実用に耐えるでしょう。

 

アコギ用

アコギ用
アコギ用

こちらはアコギ用。弾きにくいということは特にないですが、寿命の短さは相変わらずです。

と思ったら、3弦の巻き部分が浮いてるような不良弦が混じっていました。

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わかるでしょうか。3弦がモアレみたいに明るくなったり暗くなったりしてます。指先でひねってみるとくるくる回る感覚なので、芯線のまわりの巻き弦部分が浮いているような感じです。

安物ならではの初期不良ものに当たると思いますが、練習用のギターなのでそのまま張ってます。チューニングして普通に弾けるので実用的に問題は無さそうですが、音色やサステインに影響しているのは間違いないでしょうし、やっぱりちゃんとしたライブやレコーディング等ではつかわない方が無難でしょうね。

 

ということで、冒頭の結論が今のところの個人的な落としどころです。

ここ何年もギター弦は高くなり続けており、その中でこの値段というのは実にありがたい限り。商品レビューでは初心者用と言っている人もいますが、巧いのと経済的裕福さには何の関連もないわけなので、消耗品の出費を抑えたいという人は、巧い人にも少なくないはずです。

使用頻度の低いサブギターに定期的に交換したり、ピックアップ交換を繰り返したりする際、安くないギター弦をむやみに消耗するのは経済的にも気持ちにもきついので、上級者であっても何セットか備蓄しておくのは悪くないと思います。もちろん金のない貧乏学生は飛びついていいでしょう。

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それにしても付属のピックが貯まってしょうがないです。