ビートルズの「And Your Bird Can Sing」をギター1本で弾く

The Beatlesの代表アルバムRevolver(リボルバー)に収録されたジョンの一曲。こちらは世界初のツインリードギターという噂もある(真偽は不明です)、ビートルズには珍しくギターの目立つ一曲ですが、今回はそれを1本で弾いてみようというもの。

これは僕がポジションを考えて弾いた動画です。見て分かる通りなのですが、無駄に難しいというのがぴったりきます。ポジションの移動がとにかく大変。

 

 

イントロ・間奏部

Intro - Inter
Intro – Inter

印象的なイントロ部。間奏はフルで弾かれていますが、イントロは途中まで。前半は重音をピックで2音ずつ弾いていきます。真面目にやると3小節目の9fチョーキングは2弦が半音、3弦が1音という、激テクニックが必要です。けど、僕もあんまりちゃんとやってません、一瞬なのであまり分からないのが正直なところ。ちなみに、ハモリが4度に変化する2段目は少しややこしいので、ここだけ取り出して練習を繰り返すと良いでしょう。

6度ハモリの後半部分は「All My Loving」の間奏と同じように、ピックと中指を併用して弦をまたぎながら弾いていくといいと思います。右手はともかく、左手の移動が非常につらいので、場所を覚えて何度も横移動の練習をする必要がありそう。4度ハモリから6度に移行するこの2段目付近が実は一番難しく、僕も練習段階では何度もここで詰まりました。

 

Bメロ部

Chorus
Chorus

ジョンのボーカルの後ろで鳴り続ける分散和音。前半「m – mM7 – m7」のクリシェ部分は常に同じパターンなのでそこまで難しくありません。2段目の頭のフレーズはひょっとしたら間違えてるかもしれませんが、このように聞こえます。この辺からが難しく、特に2段目後半〜3段目はきついです。

この部分、アルペジオのように音がかぶってしまわないように、あえてEの形から 2弦5f 3弦4f の形を挟んでいたり、F#mの形から 2弦7f 3弦6f を挟んだりしていますが、ここはこんな横移動を挟まずに、そのままコードの形通り移動してもいいと思います。

 

というわけで

やっぱり一人で弾くもんではないですね(笑)キャバンクラブ大阪で演奏していた頃はBメロの後ろは本当にこんな感じで弾いてましたが(ジョンをやってる人が歌いながら弾けないため)、イントロまでやったのは初めてです。途中までが3度、4度を挟み6度と、ハーモニーの付け方も何というか、歌と同じで凝っています。本当に歌にハーモニーを付けるようなイメージで考えたラインなんでしょう。

作者のジョンはこの曲が死ぬほど嫌いだそうですが、なかなかどうしてアルバムの中でも非常に目立つ格好良い一曲ですよね。