Nikon D750とD610で迷い、D750にした僕なりの理由

By | 2016年2月18日

Nikon D750 & Nikkor AF-S 24-85mm F3.5-4.5

Nikon D750 & Nikkor AF-S 24-85mm F3.5-4.5


先日、D7100とほとんどのDXレンズを売り飛ばし、念願のフルサイズ環境に移行しました。散々迷ったあげく、手にしたのはD750。三田のニコン・アウトレットで24-85mmキットが18万円。価格コムの最安を凌駕する破格値です。

ニコンのFXフォーマット(フルサイズ)は2016年初頭現在の時点で、D610、D750、D810、D4sとあり、春頃にD5が発売予定となっている状況。今回、D610とD750で散々迷い、結果的にD750に落ち着いたわけですが、個人的に大きな差となった部分を中心に違いを書いてみたいと思います。

この2製品はどちらを選ぶのかが、4〜5万程度の価格差を考えても非常に微妙な差であるので、これから買う人で迷い悩んでいる人は数多いと思います。似たブログ記事も多数存在しますが、かなり主観に依った内容で、使ってみた感覚も含めて記しています。

カタログ的な違い

まずはお決まりの、スペック的な差を列挙してみます。

・AFポイントの差。D750は51点(クロスポイント15点)D610は39点(クロスポイント9点)
・画像処理エンジンがEXPEED 4に向上
・それによって高感度に強くなり、WBの精度がアップ
・動画撮影がかなり強力に
・Wi-fi、チルト液晶標準装備

こんなところでしょうか。最初の3つぐらいが最大の差としてよく言われているところですね。

 

カタログスペックからの差

上に記したカタログスペックでの差を、実際に触ってみての感覚として書き記していきます。

ホワイトバランスが正確で高感度に強い

ここはカタログ通りの印象。僕が前まで使っていたのはD7100は、D610と同時期の製品であり、同じくEXPEED 3搭載。オートWBの雰囲気などは似ていると思われます。それと比べると、オートWBはかなり優秀になりました。見た目からかけ離れた色になることはまずなく(それが良いか悪いかは別にして)正確度ははるかに上がったような感を受けます。

さらに高感度の耐性については、カタログスペックにかなり近い値まで使えます。ISO6400までは全然許容範囲。公称で「ここまで使えます」と謳う12800はさすがによく見るとノイジーですが、普通に縮小して見る分には違和感もあまり出ない程度の画質にはなります。ここまでいければ、最高難度をほこるライブハウスでの撮影も普通のズームレンズで可能。(ちなみにライブハウスは、暗い、被写体が動く、ストロボ禁止、近寄れない、と写真を撮るための最悪の環境)

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

上の状態でもそれなりの差はありますが、ぱっと見ではわからないレベル。下は等倍比較したもの。こうするとさすがにざらつきはかなり分かります。

ISO6400 等倍

ISO6400 等倍

ISO12800 等倍

ISO12800 等倍

Wi-Fiはあんまり使えない

Wi-Fiははっきり言ってあまり使えません。PCと接続して転送が簡単になるのかと思いきや、PCとの接続は出来ない模様。スマホやタブレット専用ですが、タブレットで写真を確認しても、インターレース表示のJPEG画像みたいなドット感丸出しな画像しか写らず、微細なところのチェックなど不可能。シャッターを無線で押せますが、絞りの設定も出来ないので、ワイヤレスレリーズの代わりにしかなりません。スマホの画面でライブビューできるので、まあ記念写真専用ですかね。

チルト液晶は便利

チルト液晶は地味に便利です。アングル自由自在なので、純粋に撮影の幅が広がります。ミドルクラス以上の機種にはチルト液晶反対派が多いですが、ていうか、僕もそうだったんですが、これは認識を改めなければなりません。地面スレスレの撮影はなかなか楽しいです。

こんな写真はチルト液晶ならでは

こんな写真はチルト液晶ならでは

AFポイントや連写については、僕は動体をほとんど撮らないのでわかりません。ていうか、連写に強いこだわりのある人は、大人しくD810か、もうすぐ発売のD5を買った方が幸せになれると思います。動画も旅行時に撮るぐらいなので、あまりよくわかりません。

 

カタログに現れない部分の差

カタログに現れない差。これが重要ですね。実際に自分で触ってみての感覚でいくつか挙げていきます。

ボディの握りやすさ

ヨドバシカメラの店頭で何度も触りましたが、D610に比べると、D750は劇的に握りやすいです。グリップが深くなり、かつ細くなったお陰で、しっかり掴んで長時間でもあまり疲れません。ここはスペック以上に大きな差だと思われます。D610が悪いわけでは決してないんですけどね。ただ、指の太い人はレンズに当たるため逆に握りにくいという人もいる模様。量販店での実機確認が重要なところです。

背面液晶

ここはカタログにも登場している部分ですが、90万ドット→123万ドットに解像度が上がっています。後ろの液晶は非常に綺麗。撮った写真が後ろで見たときに綺麗だとテンションが上がりますね。液晶なんて気にしない人もいると思いますが、せっかくのデジカメならではのこの機能、良いに越したことはありません。

シャッター音

これはマニアならではの観点でしょう。シャッター音に関して言えば、おそらくD610の圧勝です。店で何回か確認しましたが、D610が「カシャッ」ならば、D750は「シャコッ」という、気の抜けた音がします。ようやく慣れてきましたが、僕の感覚ではあまり良い音ではありません。シャッター音は今まで持った中でD90が圧倒的に良かったですね。ただ、AF合焦の際に鳴る「ピピッ」がデフォルトでオフになっているのは嬉しい仕様。あの音きらいやねん。

設計思想

D610がD600の不具合を調整して、急遽送り出されたピンチヒッターであるのに対し、D750は最初からきちんと設計されています。あまり関係のない話ではあるんですが、気分的に設計が新しく成されている方がいいと思う方もいるでしょう。僕もそうでした。逆に、このような経緯で世に送り出されたD610には初期不良がほとんど存在しない、という話も聞きます。

サブディスプレイ

D750はこれが小さくなった上に字が大きくなったので、情報が少ないです。特にD7100で慣れていた身としては、ホワイトバランスが上部で確認できないのは痛い。これもおいおい慣れるとは思いますが、いくつかの情報が大きい字の代わりに犠牲になっています。やはり老眼の多い中高年ターゲットの製品としては、こうならざるを得ない運命か。上部で確認出来る情報は必要最低限に絞られた印象。

SSと絞り値とISO感度、あとは電池残量や撮影可能枚数

SSと絞り値とISO感度、露出補正値、あとは電池残量や撮影可能枚数

 

自分なりの決め手

やはりカタログスペックよりは後半にしるした内容が理由となっているところが大きいです。シャッター音は諦めるとして、新規設計が採用された分、持ったときの印象が違うだろうという観点。ヨドバシで実際に触った際に非常に握りやすく、快適だったグリップは大きな決め手となりました。

サブディスプレイに関しては、情報量の多寡をもちろん考えなくはなかったですが、D610がD7100と全く同じため、わざわざ新調するにしては変化に乏しすぎて面白くないかなという判断がありました。

さらに、ここでD610を買ってしまうと、また2,3年で新しいものが欲しくなるんじゃないかという危惧も。やはり長く使いたいという前提の元に立つならば、少しでも新しい物にしておいた方が良いに決まっています。この辺りがD750を選択した理由です。逆に2,3年で買い換えても構わないのであれば、D610を状態の良い中古で入手すると、ボディが10万円強程度で入手できますので、その方法もありでしょう。どちらにしろ完成度の高いカメラであることは言うまでもありません。

ちなみに、実際にD750を使ってみてのちゃんとした感想、実際の写真画像等を別の記事でのちのち制作予定です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です