EXTREME「Pornograffitti」の弾き方を解析する

エクストリーム第2弾。先日の「He-man Woman Hater」に続き、今度は「Pornograffitti」です。16ビート系の跳ねていくようなリフが印象的な曲ですね。いまでは「ポルノグラフィティ」というと、日本のロックユニットのほうがヒットするので、検索のときにめんどくさいです。ちなみに、彼らはこのアルバムが大好きで、そこから名前を拝借したそうです。

さてさて、いつものごとく、自分で弾いたものをとりあえずアップ。

 

イントロ

曲の冒頭部
曲の冒頭部

イントロといっても、ギターだけで始まるこの部分。サビの伴奏と同じものですが、妙なところから始まるので、拍の頭が掴みにくいです。譜面を参考に拍の頭を理解していくといいんですが、丸暗記でもある程度しのげます。出だしで分からなくても、2周目ぐらいに入るとはっきりと拍がわかってくるので、何となく雰囲気で弾いてもいいかも。もちろん分かっているに越したことはありませんが。

右手は一応オルタネイトが基本でしょう。ヌーノはかなりいい加減なんで、オルタネイトじゃない可能性も。

 

イントロ・リフ

リフ部分
リフ部分
リズミカルなリフはこの曲の個性になっている部分でもあります。16分3連が混じった1小節目3拍目と、2小節目の頭の部分がモタらないように、素早くプリングまでをこなす必要があります。オルタネイトを守って弾くとアップになりますが、原曲を聴くとピッキングハーモニクス的な音なので、両方ダウンで弾いてるんでしょう。

上の段最後の、ンチャッチャッチャとAが飛び飛びで鳴っている部分は全部アップがいいと思います。そして2段目頭の5弦5fをダウンで。

大胆なポリリズムになっているので、メトロノームで練習するとリズムを鍛えるのに効果的です。まぁ、リズムだけを意識するには少々難しすぎる気もしますが、だからこそ練習に良いんだという話も。

 

Aメロ

Aメロ部分の伴奏
Aメロ部分の伴奏

休符だらけの、凝ったリズミカルなリフ的伴奏。ベースとのユニゾンですが、ギターはカッティング的スタイルではなく、時折ピッキングハーモニクスなんかも混ぜながら、ミュートを掛けてみたり、ヴィブラートを少し掛けてみたり、随分と表情豊かです。譜面だけ見るとカッティングにしか見えないんですが、ここらへん、さすがはロックギタリスト。ハーモニクスの入る部分は完全に気分のようなので、完コピを目指すよりは自分の感覚で入れていく方がいいです。

右手は結構適当。ハーモニクスのためのダウンピッキングをどこに入れるかだけを意識して、あとはリズムが崩れないように気を付けます。

 

ソロ

Led Zeppelinの「Whole Lotta Love」にヒントを得たというソロ部分。ヒントどころかまるパクリ。

全体譜面
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タッピングまで

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ディミニッシュのタッピング部分は符割りが謎です。大体こんな感じなんですが、6連でも32分でもなさそう。原曲を聴くとかなりしっかりとはまっているので、絶妙のリズム感で音を落とし込んでいるんだと思います。弦の変わり目は左手で音を出して、右手のタッピングは各弦1回ずつしかやってないみたいですね。ライヴ演奏をチェックするとそんな感じでした。

最後の17fは右手でおさえたまま、左手の12fのほうをチョーキングします。右手の方でやらないように。上がりきった時点で右手をプリングして12fの音を発音。

弦飛びペンタトニック

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ブルーノート付きのペンタトニックを弦飛びで弾いているだけ。聴いた感じよりも簡単です。リズムが走らないように注意すべし。

謎のクリケット奏法

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僕も動画ではむりやりやってますが、むりやり感が否めません。発音と同時にアームを揺らすのはたいがい至難です。それもあの複雑なディミニッシュ音列を連発で。全部の音にあんなに綺麗にクリケット奏法が掛かるもんなんでしょうか。ライヴではまったく再現してないし、謎です。隣に誰かいてアームだけいじってもらったんじゃなかろうか…。

からくりを知っている方がいたら教えてください。ヌーノ・ベッテンコートの超テクニックならば普通にこの程度は出来るのかもしれませんが。

最後の弦飛びフレーズ

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最初の7fに行く際、上部からの下降スライドを入れるのが、原曲の雰囲気を出すためには重要。後半部の弦が飛ぶところは非常に綺麗に弾いてますね。どこでハンマリングしてるのかまではちょっとノーチェックですが、ピッキング率が高そうな音です。さすがにフルピッキングはきついので、適当にレガートでごまかしましょう。

 

クリーン・カッティング

クリーンのカッティング
クリーンのカッティング
ソロ後登場するクリーンのカッティング。当時ファンクのフの字も知らなかった僕は、これがカッティング初体験でした。普通に振って弾くだけですが、スライドで3連を表現している所なんかはしっかりリズムを取らないと、切れ味がなくなります。

このフレーズは4回ほど繰り返されますが、2回目だけ微妙に違うようです。僕は思いっきり4回同じの弾いてます。

 

まとめ

リフだけでも結構難しい上に、ちょこまかと動いて忙しい一曲です。その上ソロも難しいし曲も長いと、一筋縄ではいかない曲です。しかし、色んなワザが出てくるので弾いてると楽しくなってきます。

16ビートの練習にはうってつけなので、ハードロック系からリズムを発展させたい方や、単純にリズムを鍛えたい方はいかがでしょう。メトロノームを使って練習すると、なかなか合わずにイライラする日々が過ごせますよ。