ニコン(Nikon)Nikkor 24-85mm F3.5-4.5 実写とレビュー

By | 2016年9月12日

Nikonのフルサイズ用「24-85mm F3.5-4.5」は小型軽量で、サクサク撮りに行ける使い勝手の良い標準ズームレンズ。フルサイズ機のエントリーモデルに付属するキットレンズとしても採用されています。

dscf0158

最大のメリット”小型軽量”

長さ82mm、465gという軽量は他のズームレンズにはない魅力的仕様。ニコンのフルサイズ機でもD600シリーズ、700シリーズ、Dfなどの軽量機と合わせた際の重さは1.5kgを切り、軽快に撮影できます。

dscf0159

フィルター径だけは72mmと、フルフレームに見合った大口径になっていますが、DXフォーマットのレンズと大差ない重さなので、DXにつけても違和感なく活躍できそうです。

 

解像感とコントラストの高い現代風の写り

解像度のニコンとは昔から言われている話ですが、昨今ではコントラストもキヤノン機に劣らず高くなっており、現代風のデジタルに合わせた写りです。

1/400 f4.2 ISO100

1/400 f4.2 ISO100

8秒 f7.1 ISO640

8秒 f7.1 ISO640 長時間露光でも解像感失わず

 

標準として十分な倍率

24mm。1/60 f11 ISO100

24mm。1/60 f11 ISO100

24-85mmという画角はDXフォーマットで一般的な18-55mm等より少し両端共に広いです。特に広角側の24mmは貴重で、27mmあたりとの3mmの差が大きな画角の差を生みます。

望遠はその人の撮影スタイルでどこまでが必要か大きく分かれますが、これ以上を求めるなら、ワンランク上の24-120mmか高倍率、あるいは望遠特化したズームレンズを使えということになるでしょうか。

 

絞りとボケ味

1/100 f5.6 ISO720

1/100 f5.6 ISO720

1/500 f4.2 ISO400 前ボケを入れてみた例。

1/500 f4.2 ISO400

絞りは望遠側でもf4.5と一回り明るいのがポイント。この値段のモデルだとf5.6ぐらいになるのが普通なので、ちょっと頑張ったかなという印象を受けます。

元々ボケやすいフルサイズ機と合わせると、これぐらいでもそこそこ綺麗なボケは得られる印象ですね。

1/200 f4.5 ISO100

1/200 f4.5 ISO100

さすがに撮影対象によっては二線が派手に出てしまうので、背景などのシチュエーションは考える必要があります。値段を考えればこれ以上を求めるのは酷か。

1/2500 f4.5 ISO400 やや二線ボケ傾向

1/2500 f4.5 ISO400 やや二線ボケ傾向

 

逆光

1/400 f4.5 ISO200

1/400 f4.5 ISO200

1/200 f4.5 ISO100

1/200 f4.5 ISO100

逆光耐性は強い印象はあまり受けません。

フレアの出方は現在のレンズの標準的なレベルから言って普通かなと思いますが、ゴーストの出方はかなり派手で目立ちます。ゴーストを絵作りに生かすスタイルの撮影であればかえって好都合なんですが、気にする人はちょっと引っかかるポイントかもしれませんね。

1/160 f10 ISO100 さすがにこのシチュエーションではゴースト避けられず

1/160 f10 ISO100 さすがにこのシチュエーションではゴースト避けられず

 

周辺の流れ

周辺の流れは倍率をあまり欲張っていないというのもあり、ほぼ気になりません。個体差かもしれませんが、僕のものは等倍にすると右側だけはやや流れています。

下の画像は、上の方にある橋の画像の左下と右下を等倍で切り出したものです。

右下

右下

左下

左下

 

歪みと周辺減光

広角24mmでの歪みは宿命的に存在します。高倍率に比べるとそんなに目立つほどではないですが、建築物などははっきり分かるぐらいに歪みますね。通常の風景なら違和感のないレベルでしょう。周辺減光もあまり気になりません。言われたらわかるかなというレベルです。

ちなみに、下の画像はLightroomでの補正をする前とした後のもの。比較してみるととはっきり分かりますが、上のものを見ているだけなら特に違和感を感じるほどではないです。

こちらがオリジナルで

こちらがオリジナルで

Lightroomで歪みと減光を補正

Lightroomで歪みと減光を補正

 

まとめ〜キットレンズとして24-120mmとどちらを選ぶか

FXフォーマットの安価なズームレンズを探しているという人には自信を持っておすすめできます。キットレンズを後で買うのは癪だという感覚は当然あると思いますが、安価で持ち運びやすい標準ズームはこれ以外選択肢もないので、キットレンズという先入観を持たずに選択する価値があります。

新品は5万円近いので、新たに導入するなら3万円台の中古がやはり狙い目です。

 

D750などを新たに購入する際には、24-120mmのナノクリスタルコートレンズかこちらのレンズかのどちらかのレンズキットになっています。24-120mmの方は値段が数万円以上高いものの、望遠は他で代替できない部分です。ナノクリな割にやたらと低い評価を考えても、やはり魅力的。

逆にf4通しはあまり関係ないという意見が目立ちますし、広角側は24-85mmがf3.5で、むしろこっちの方が明るいという事実もあるので、f値での判断ではなくやはり望遠が必要かどうかで選択するが吉。

望遠がそんなに要らないとか、街中をガンガン歩き回って使いたいとかいうケースであればやはりこちらがおすすめです。僕も最初に迷いましたが、電車移動に加えて、街中で撮ることも多いので、今では選択が間違っていたとは思いません。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です