Fishman Matrix InfinityとAura Spectrum DIでライン録音

By | 2017年6月19日

少し前にいろんなピックアップでもってFishmanのAura Spectrum DIを実験した記事を公開しました。

結果から言うと、貼り付けピエゾは絶望的にダメで、マグネティックがなかなか思った以上に良い感じであり、やはり純正とも言えるMatrix Infinityとの組み合わせが最強だという結論に達した次第なんですが、今回、ソロギターの録音にガチでラインレコーディングを実験。

プレイそのものはたいしたことないですが、サウンドはそれなりに作り込んでみました。DAWで多少いじってはいますが、ラインレコーディングでここまでサウンドが作り込めるのは素晴らしいです。

というわけで、今回のレシピをどうぞ。

 

モデル選択

今回のセッティング


僕のMaestro Rafflesはジャンボモデルなので、今回は奇を衒わず正直にそのままJumboを選択。木材もまんまスプルースとローズウッドの組み合わせのものを選択しますが、マイクモデリングは以下の3種類から順番に録音して試してみました。

3モデルを比較

DPAはややこもり気味ですが、アコギの胴の太さのようなものが一番見えてくる感じ。Neumann U87はギラギラした高音が目立ちます。Shureがちょうどその真ん中ぐらい。今回は落ち着いたソロギターというのもあるのでDPAを選択。Neumannのぎらついた感じはストロークなどにいいかも。

ちなみにこの表、7番と11番って一緒ですよね…?

 

録音後の処理

EQで7khz辺りをブーストして煌びやかさを出し、300hzあたりをややカットしてもこっとした部分をスマートにします。あとは軽くコンプを掛けてリバーブを掛けます。

LogicのEQ

アコギのソロギターなんかがどのような処理をされているのかはよく知らないので、なんとなく聴きながら雰囲気です。押尾コータローと山弦を比較しましたが、両者は全く違う音作りがなされていて、あまり参考になりませんでした。

 

動画に貼り付けて完成

動画と、処理した音声を合体させて完成。


↑一番上の動画と同じものです。

よく聴くと強くピッキングしたときに若干のピエゾ臭さが残るものの、これはブレンド量とかの調整でもう少し緩和できそう。

正直ソロギターでここまでサウンドが作れるのであれば、バンドサウンドに入ってるアコギぐらいなら全然ライン録音で十分じゃないかと。


 

まとめ

アコギはマイク録音が普通ですが、繊細で大変です。足でスタンピングする音まで入ってしまうし、ストロークなんかするとピックがボディに当たる音もかなり悪目立ちします。

国内のアコギピックアップ、プリアンプ市場はL.R.Baggsが定番の地位を築いていますが、ギターの生音をそのまま再現しようとするL.R.Baggs Anthemなどと違い、Fishman Matrix InfinityとAuraとの組み合わせはハウリングに強くツブシが効く、より実戦的なスタイルです。


ギター本体の鳴りはある程度オミットされますが、サウンド的にはラインレコーディングにこれだけ耐えうるのであれば、ライブ演奏での音質は言うまでもないでしょう。実際に僕もライブですでに数回使用していますが、なんと言っても使い勝手が良く、音色を追い込むのが簡単です。

ピック弾きからフィンガーまで使い分けたり、弾き語り系のスタイル、バンドでアコギをならす必要のあるギタリストには特におすすめの組み合わせです。ソロギター系でもライブを多くこなしたりする場合、セッティングがラクでハウリングに強いので、選択の余地は大いにあると思います。


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