アドリブにモード奏法を利用しよう

By | 2020年2月1日

教会旋法(チャーチモード)はワンコードでの使い方をしっかり把握しておくと、のちのちに応用もできるようになってきます。

この記事はこちらの動画の補足をふくんでいます。

モードの種類

ダイアトニック・スケール(ドレミファソラシなど)をずらっと並べたときに、第1音から始めたものがイオニアン、第2音から始めたものがドリアン…という風に、開始地点を変えていくことで、7つのスケールができます。

キーCにおけるモード(抜粋)

これらはどれもルートをどこに置くのかが違うだけで全部同じ音列なのですが、それをまとめてチャーチモードと呼んでいます。ちなみにイオニアンはメジャー・スケール、エオリアンはマイナー・スケールと同じです。

チャーチモードはダイアトニック・コードと密接に関係しており、それぞれセットになっています。

キーGにおけるダイアトニック・コードと対応するモード

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使い方

上の表を見ると、イオニアンとリディアンは○maj7と対応しており、ドリアン、フリジアン、エオリアンは○m7と対応しています。これらはmaj7コード、m7コードにおいて使用できるので、最もよく使われるモードです。次にV7に対応するミクソリディアンです。ロクリアンはほぼ使われません。

これが何を意味するかというと、maj7やm7一発だけのコード進行の場合、普通のマイナー、メジャーやペンタトニックだけでなく、使えるスケールに他の選択肢が出てくるということです。

具体的に使ってみる〜メジャー編

Fmaj7というコードが一つだけのバッキングがあったとして、そこにイオニアン、あるいはリディアンを載せます。

イオニアンは普通のメジャースケールと一緒なので、これを載せた時はそのままキーがFメジャー。リディアンを載せた時にはFmaj7はIVmaj7であるという解釈から、キーCメジャーとなります。

Fmaj7にリディアンを使ったとき

具体的に使ってみる〜マイナー編

Gm7というコードが一つのバッキングがあったとして、そこにドリアン、フリジアン、エオリアンのいずれかを載せます。

ドリアンを載せるとこの時のGm7はIIm7、フリジアンを載せるとGm7はIIIm7、エオリアンの時はGm7はIVm7、という解釈がそれぞれなされ、キーはFメジャー、Ebメジャー、Bbメジャー(Gマイナー)という風になります。

Gm7にドリアンを載せた時の解釈

Gm7にフリジアンを載せた時の解釈

Gm7にエオリアンを載せた時の解釈

モード奏法の真骨頂

Gm7一発のバッキングなのに、じつはキーがFメジャーである。ここの部分の響きの面白さを楽しむところが、教会旋法を利用したときの真骨頂。

ワンコードだけのシンプルな伴奏に面白いソロを付けることができ、独特のアドリブを取ることができます。今回、ワンコードだけでの説明に終わっていますが、この使い方をしっかり把握していくことで、アドリブでのコードアルペジオ奏法や、曲中での部分転調などにも対応できるようになりますよ。

こちらの講座も合わせてごらんください。
理論講座「教会旋法-Church Mode-を使ってみる」

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