↑Aドリアン・スケール(右図は5弦ルートのポジション)




実際のフレージングに話を移しましょう。とはいっても、僕自身まだまだ研究中の身でもあり、あまりたくさんのネタを保持しているというわけでもありません。ここの部分の内容をそのまま使ってもらっても良いのですが、あくまで参考程度に見て頂き、フレージングのネタに関しては色んな曲を聴いて集めていったり、自分で色々作ってみるというのが理想的です。


さて、実際に音を使う際には前述のように、ペンタトニックの音を使いながらうまくドリアン特有のM6thと9th(2ndと同じですが、9thというのが一般的なので、そっちを使います)を混ぜるというのが理想的ですが、その際に特にM6thの音を強調すると良い感じになります。M6thの音は上図(Aドリアン・スケール)の赤丸部分なので、それを強調するという方法です。


例えば…


(time 0:07〜)

この方法はヴァイなんかも使っていたりしますが、M6thを半音Choで上げてペンタトニック内のm7thの音にします。この時M6thは装飾音符程度の長さではなく、かといって長すぎもしない程度にめざとく音を出せば、より効果的です。僕のプレイでは16分の音価を保っている上、2発連続で出しているので、かなりドリアン臭い気がします。




(time 00:27〜)

この部分は上図とは違うポジションですが、ペンタトニックの音にM6thを挟むことでそれっぽい効果を得ています。まぁ、この部分に関しては全体的にペンタトニック臭さがあまり無いのでわかりにくいかもしれません。僕はよくこれをラン奏法のように6連符で連射したりしますが、実際にはそんな使い方をするより、ペンタトニックなフレーズに自然にとけ込ませた方がかっこよくサウンドしそうです。




(time 00:54〜)

このフレーズは僕が非常によく使うものの一つです。9thとM6thに加えてブルーノートであるb5thを全て使ったフレージングです。この後にM6thを交えたハイスピードなランが来ますが、この部分はそれの導入的な役割も果たしています。




(time 00:16〜)

手癖の一つです。上記2番目と全く同じフィンガリングで、ポジションが変わっています。ポジションがずれたことにより、M6thの部分が9thになっています。そのプリングの後のクロマチック下降は、トニック音からドリアンのM6thまでの音を半音ずつ降りています。実際にはそのうち2音はペンタトニック内の音に当たるため、完全なスケール外の音はG#音(2弦9f)のみです。それゆえにあまりアウト感は強くありません。





これはデモサウンド内では使っていないフレーズですが、よく使います。僕自身はスコヘンが使っているのをパクったのですが、割とどこでも使われているようです。後述のアルペジオ系にも当てはまるため、ペンタトニックの音が多い割に、そういう香りはあまりしません。ちなみに、これと同様のフィンガリングで5弦ルートでも使いますが、その場合、よりテンション感が強くなります。




…と、僕はこんな感じで使っています。これはあくまで僕個人の使い方なので、「そんな使い方があるのか!」と思う方がいれば、「こんなん全然ダメやん。」と思う人もいるかと思います。ここに挙げたものはあくまで一つの参考として見て頂ければ、と思います。