コンビネーション・オブ・ディミニッシュとは
通称では略してコンディミと呼ばれる音列で、ディミニッシュのコードトーンを半音ずらしたもの同士をくっつけたような音列をしています。ダブル・ディミニッシュとも言います。
こんな形をしています。ディミニッシュなのでルートは1音半ずらしても同じになりますが、分かりやすく、”1弦の一番左にある人差し指で押さえる音”をルートと見なしておくのが良いと思います。
ちょっとつかってみる
僕もあまりコンディミはよく使う方ではないので、ここではフレーズをちょっと紹介する程度にしときます。
(p1からp2にかけて 0:19〜)
極めて妙な音列です。コンディミはスケールの位置を覚えるのは簡単なんですが、使いこなすのが難しいです。これはスケールを登ったり下ったりしてる類の一番わかりやすいものです。
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5弦ルートのドリアンから派生させやすいということで、僕個人はここで使うのがほとんどです。
コードネーム的にはここでコンディミを弾いてるときだけ、ソロだけバックと違うコードを想定しているという感覚になります。
ここでは実際のバックC#m7のV7に当たるG#7を想定し、G#のコンディミを弾く、という感じですが、ほかにもこのコンディミを使って内部でトライアドを作る、とか手法は色々あるようです。これ以上の詳しいところはまたいろいろと当たってみてください。
コンディミの代名詞的存在のジョン・スコフィールドや、ロック、ジャズ、ブルースの垣根を全て超えているスコット・ヘンダーソン等々、このスケールを得意としている猛者も何人もいます。