XLN Audio “Addictive Drums” 使用感とテスト的音源

XLN Audio “Addictive Drums”というと、特にロック系のドラム音源を探してみた中では、かなり有力候補の1つにあがるのではないでしょうか。僕自身この音源を随分前から使っていますが、今頃になって少し紹介なんぞを書いてみようと思います。

まずソフトウェアシンセとしてシーケンスソフト側で呼び出すと、こんな画面が出てきます。

この画面は右上のタブの部分では”KIT”となっており、ドラム全体としての音源を個々にいじくれます。デフォルトではStart Upというキットで、ソリッドでモダンなサウンドのドラムです。

スクリーンショット(2013-08-18 23.49.04)
無論パーツごとに変更も可能。パーツを色々組み合わせて、自分好みのキットとして保存しておけます。

 

“EDIT”は音色を作り込むセクション。パーツではなくマイクごとになっており、SnareやHiHatはありますが、Cymbalという項目はなく、Overheadでいじる感じでしょうか。

エフェクト画面。

主にマイキングの位置やインサートエフェクト、EQなんかをいじります。余程突き詰めた音作りをしない限りそのままで十分ですが、追い込もうと思えば、相当までいけそうです。ちなみに画像はないですが、”FX”タブではさらにセンドエフェクトを設定できます。

 

で、一番右側の”BEATS”。これがドラムを叩けない非ドラマーにとっては助かる機能でして、実際の演奏から抽出された様々なドラムパターンが相当数入っています。

スクリーンショット(2013-08-18 23.53.58)
たとえば、この画像のところにある
「Straight Beats 018 – 8th HH closed (w Ghostnote)」
というのを呼び出して鳴らしたのがこちら。

ちなみに、こちらはキット”70’s Kit”。
スクリーンショット(2013-08-18 23.56.38)
ロックというよりは、からっとしたオールドファンクという感じ。

 

こちらが”Chemical House”。
スクリーンショット(2013-08-18 23.58.00)
これは…、まんまですね。ディストーションを掛けてさらに軽くローパス状態にしてるんでしょうか。

 

というわけで、SONGS 020→Blues、軽快なシャッフルをセレクトして、何かやってみます。
スクリーンショット(2013-08-19 0.07.10)

まずドラムパターンをせっせと貼り付けます。今回は簡単にやってみる程度なので、コピペでいいんですが、曲を作る際には最適なフィルを選んだり、キメの部分は自分で打ち込んだりもするので、それなりに神経を使う作業です。

なんだかんだでKITはデフォルトの”Start Up”。これがやっぱり僕は一番好きですね。

 

で、ベースを録音しまして…

 

最後にギターを重ねて、完成!

 

このままでも十分ですが、さらに拡張キットを手に入れれば、音の種類も増え、パターンも増えます。とはいえ、やっぱり元の音が良くないと仕方ないわけで、この音源はその第一歩を悠々クリアしており、多数の非ドラマーにとって、ありがたい製品となっています。僕自身もこの音源を使い出してから、オリジナル曲の制作なんかが随分と楽になりました。


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