XLN Audio “Addictive Drums”というと、特にロック系のドラム音源を探してみた中では、かなり有力候補の1つにあがるのではないでしょうか。僕自身この音源を随分前から使っていますが、今頃になって少し紹介なんぞを書いてみようと思います。
まずソフトウェアシンセとしてシーケンスソフト側で呼び出すと、こんな画面が出てきます。
この画面は右上のタブの部分では”KIT”となっており、ドラム全体としての音源を個々にいじくれます。デフォルトではStart Upというキットで、ソリッドでモダンなサウンドのドラムです。
無論パーツごとに変更も可能。パーツを色々組み合わせて、自分好みのキットとして保存しておけます。
“EDIT”は音色を作り込むセクション。パーツではなくマイクごとになっており、SnareやHiHatはありますが、Cymbalという項目はなく、Overheadでいじる感じでしょうか。
主にマイキングの位置やインサートエフェクト、EQなんかをいじります。余程突き詰めた音作りをしない限りそのままで十分ですが、追い込もうと思えば、相当までいけそうです。ちなみに画像はないですが、”FX”タブではさらにセンドエフェクトを設定できます。
で、一番右側の”BEATS”。これがドラムを叩けない非ドラマーにとっては助かる機能でして、実際の演奏から抽出された様々なドラムパターンが相当数入っています。
たとえば、この画像のところにある
「Straight Beats 018 – 8th HH closed (w Ghostnote)」
というのを呼び出して鳴らしたのがこちら。
ちなみに、こちらはキット”70’s Kit”。
ロックというよりは、からっとしたオールドファンクという感じ。
こちらが”Chemical House”。
これは…、まんまですね。ディストーションを掛けてさらに軽くローパス状態にしてるんでしょうか。
というわけで、SONGS 020→Blues、軽快なシャッフルをセレクトして、何かやってみます。
まずドラムパターンをせっせと貼り付けます。今回は簡単にやってみる程度なので、コピペでいいんですが、曲を作る際には最適なフィルを選んだり、キメの部分は自分で打ち込んだりもするので、それなりに神経を使う作業です。
なんだかんだでKITはデフォルトの”Start Up”。これがやっぱり僕は一番好きですね。
で、ベースを録音しまして…
最後にギターを重ねて、完成!
このままでも十分ですが、さらに拡張キットを手に入れれば、音の種類も増え、パターンも増えます。とはいえ、やっぱり元の音が良くないと仕方ないわけで、この音源はその第一歩を悠々クリアしており、多数の非ドラマーにとって、ありがたい製品となっています。僕自身もこの音源を使い出してから、オリジナル曲の制作なんかが随分と楽になりました。
【エレキギター送料無料 \11,300~】