続・しまうまプリントのフォトブック〜Photobackとの比較

  • 2013年9月11日
  • 2018年1月15日
  • 雑文

前に書いた「しまうまプリントのフォトブックが来ました」というブログの項目では、しまうまプリントのブックだけを対象にレビューしていましたが、今回は値段も品質も上をいく「Photoback」との比較という論点で書いてます。

しまうまプリントのフォトブックは2013年9月現在、月末まで半額キャンペーンで、(現在ではキャンペーンなしで素でこの値段になってるようです)A5判96ページで1,400円という、破格の安さ。ちなみに、この年の上半期は個人的にイベントが多く、Photobackでも写真本をつくりました。こちらは同じページ数、同じサイズで5,460円。3倍近い金額ですが、比較すると、値段に納得するところが多々あります。

 

しまうまプリントのフォトブックでは丸ゴシックがおすすめ

まず、しまうまプリントですが、前回の記事で書いている通り、
・印刷品質が安っぽい
・文字サイズが変えられず、アンチエイリアスがかかったように見えない
という2点は今回のでも印象として変わらず。

その上で、丸ゴシック採用してみましたが、通常ゴシックよりはマシなものの、相変わらずカタカタなフォントです。ただ、表紙の字がゴシックよりは良い感じになります。ゴシックだと個人制作品という感が拭えませんが、丸ゴシックにすることでそれをある程度回避できます。

左丸ゴシック。右が普通のゴシック。
左丸ゴシック。右が普通のゴシック。
丸ゴシック
丸ゴシック
ゴシック
ゴシック

文字関係の話では、サイズが変えられない、という大きな欠点もあります。

文字サイズが変えられないことで、デザイン性というより、文章の量を調整できない、という実用上の欠点の方を大きく感じます。結構文字量はすぐ限界にきます。まあ写真本なんで文字をいっぱい書く必要がどこまであるかは疑問ですが…。

印刷品質は前回の時より若干落ちてるような…、元の写真が悪いだけか??ちょっとこの辺は微妙なところですが、決して良くはなっていません。この辺は値段が値段なのでこれ以上は求められないです。

ちなみに、もうひとつ、写真配置のテンプレートが少ない、というのがあげられます。1ページあたり、2枚を縦に並べる or 1枚+文章、2ページ見開きで1枚、基本的にはこの3種類しかありません。

 

値段以外はほぼ満足のPhotoback

一方のPhotobackですが、値段はおよそ倍。しまうまプリントが半額の今では3倍ということになります。値段以外の利点を挙げると、
・印刷品質が高い
・文字が綺麗、フォントサイズも思いのまま
・本のサイズが豊富
・配置のテンプレートが多い

つまり、ほぼ不満はないということです。印刷品質はしまうまプリントに比べると非常に高くて、インクがテカるという感じもありません。

文字は通常の市販本なみの品質で、文章の他に写真の下に小さい字でキャプションも入れられます。写真の四隅を丸くすることもでき、テンプレートは下の写真を見てもらえば分かりますが、しまうまプリントの倍ぐらいあります。

スクリーンショット(2013-09-11 13.00.53)

結局は値段と品質の差なんですが、大事なイベントの時には、そこそこ金を出してでも良い本を作りたいと思う人は多いはず。逆に、しまうまプリントの値段は、写真さえあれば「ちょっと作ってみるか」という感じで作れてしまうので、そういう時に軽く注文するのがいいかなと思います。

 

発送の早さはしまうまプリントに軍配

ちなみに、注文してからの発送の早さですがこちらはしまうまプリントに軍配が挙がります。Photobackは特急便を使えばさらに早くなりますが、通常配送だと1週間近く待たされることもあります。それだけ時間をかけて作っていると思えば、納得しなくてはならない時間ですね。

逆にしまうまプリントの早さはまさに特急クラス。商品の性格的に、在庫というものが存在しないはずなのに、この早さはスゴイ。

【しまうまプリント】インターネットでかんたん作成フォトブック

こちらは品質重視のPhotoback。

2014.8.30 加筆修正