【コーヒー屋探訪】神戸・元町「キャプテンテリー コーヒースタジアム」(閉店)

2018.10月追記
閉店してしまったようです。
巨大焙煎機を見下ろすユニークな客席と、珈琲店らしからぬ広々とした空間が魅力ある良い店でした。残念です。

 

神戸元町駅から線路沿いに西へ少し行ったところにあるコーヒー屋。街中のコーヒー屋というより、巨大な建物がそのまま総合珈琲店となっており、大変目立つので電車からもよく見えます。

店の外観
店の外観

店内は2階建てで、一階が焙煎所兼豆売りコーナー。二階に掛けてスタジアム状に客席が配置してあります。この辺が「スタジアム」を名乗るゆえんでしょうか。

一番上はやや広めの喫茶スペースになっており、段々状の席が嫌なときや、大人数の場合はここで飲みます。窓からの景色はもう一つ良くないのが残念ですが、一応ポートタワーが見えます。

内装
内装

スタジアム状になった客席の中心には巨大な焙煎機があり、たまに動いているところを見れます。客席のまわりにはコーヒーチェリーの模型や、コーヒーベルトを示した世界地図など、凝りに凝った演出がなされています。

 

さてさて、肝心のコーヒーですが、基本的には「今月のコーヒー」という月ごとにセレクトされたストレートコーヒーと、「キャプテンズコーヒー」というブレンドコーヒーがメインとしてあり、その他のストレートコーヒーは以下のような感じみたいです。

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急速焙煎機が一階に置いてありますが、それで一気に焙煎したあと、それを提供しようというもの。豆100gの値段と同価格になるので、やや高価ですが、余った豆を持ち帰れるので、家で飲む人にとっては面白いシステムかもしれませんね。種類も生豆をそのまま置いているので、かなり豊富です。

 

今回は今月のコーヒー(パプアニューギニア・シグリ)をアーモンドトーストと一緒に注文。値段は一杯400円〜なので、自家焙煎珈琲の中では標準的な値段。

トーストは普通の味でしたが(なんせ200円なので…)、コーヒーは薄めでコクがやや欠けた印象は否めないものの、上品な酸味を感じさせ、なかなかの美味でした。

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豆売りの方ですが、急速焙煎機でその場で焙煎を行って販売というスタイルのようです。このスタイルは最近かなり増えてきています。新鮮度の高い豆を提供出来るほか、生豆のまま保存できるので、常時種類が豊富に用意できるのも利点でしょう。

ただ、どでかい焙煎機も店内中心に置いてあり、この辺の棲み分けをどうしているのかはちょっとわかりません。ひょっとして大きい方は店で提供する用なのかもしれません。

ちなみにチェーン店がいくつかありますが、しっかりとコーヒーにこだわっているのはここだけで、あとはファーストフード店の様相です。本社が姫路の成田珈琲なので、神戸の店でありながら、姫路関係の書籍が置いてあるのも面白いところ。

この神戸元町の一帯は、珈琲を求めるならばかなり面白いエリアなので、他の店と合わせて一度覗いてみる価値があると思います。

 

キャプテンテリー コーヒースタジアム

カフェ:○
豆販売:○

営業時間:7:00~20:00

http://www.captain-terry.com/