Marshall CODE25は最強の練習用アンプ

By | 2019年1月11日

マーシャルの放つモデリングアンプCODEシリーズは出てからずいぶん経ちますが、日頃使っているCODE 25について、今更にレビューを。下の方にマイク録りしての動画も置いています!

これは練習用として、かなり良い線行っているアンプですよ。

 

手頃なサイズ、Bluetoothでの操作性

奥行きは多少あれど、ラックの片隅ていどに収まりそうなサイズは家で使うのにもってこい。まぁ、YAMAHAのTHRとかに比べるとさすがにスタイリッシュさ、コンパクトさで劣りますが、あくまでもアンプ然とした見た目は結構盛り上げてくれます。

POWER、REVの同時押しでBluetooth。フットスイッチやAUX INの入力端子も横に見える。

で、こちらも最近は増えているBluetoothでの操作。公式アプリのGatewayを使うことで、ほぼ全ての設定ができます。設定項目はアンプの最深部に及び、正直これがないと本体だけでの設定はやろうという気すらおきません。スマホの音楽ファイルをカラオケとしてアンプから鳴らすこともできます。

Marshall Gatewayアプリの画面。アンプの調整を行う

 

音色はザ・マーシャル!

公式のモデリングなので、VOXあたりの疑似マーシャルなどとはひと味違うサウンドです。これは実際に比較するとわかりますが、相当に違う。

ハイゲイン系ではJVM系の轟音っぽい雰囲気、Silver Jubileeの品のある歪みなど良く出来ていますが、JCM800以下のオーバードライブ~クランチはそれを凌駕する絶品。特にJCM800、Plexi、JTM45のモデリングは最高です。低出力のCODE 25に関しては、殊にブルースロックや初期ハードロックなどに最適なのではと感じます。ハイゲイン系も練習用として気持ちの良い音が出てくれるものの、低出力ならではの音圧の無さはどうしても感じます。これは物理的に仕方ないのかもしれませんが。

アンプモデル。やはりマーシャル直系のものが良い。

 

エフェクトなんでもあり

オーバードライブ、ディストーションなどの歪み系から、フェイザー、コーラスなどのモジュレーション、ディレイまでなんでもありのエフェクト集団。こちらは何でもありすぎてマルチエフェクターがアンプに入ってる感覚(最近多いですが)。BOSSのKATANA等と違って同時使用数に難もなく、初心者にはエフェクトの勉強にもなりそう。

エフェクトはたいがいある印象。タッチワウとかピッチシフターとかはないけど。

エフェクト類は設定項目もかなり多いので操作はわずらわしいですが、これはスマホでのBluetooth通信ありきと思った方がいいでしょう。

 

あんまりなところは…

クリーンはあんまり

もともとマーシャルのクリーントーンは煌びやかさを欠いた音が多いですが、これも例に漏れず。DSL CleanなどはDSLシリーズのクリーンチャンネルですが、いかにも後ろに引っ込んだ音になってます(動画では使いましたが)。さすがにマーシャル社も考えたのか、クリーントーンとしては最高峰にあたるフェンダーのブラックフェイス系のモデリング(American Cleanという名になっている)が含まれていますが、これもあんまりです。あくまで歪み系メインのアンプと思った方がいいでしょう。

不安定なBluetooth、アプリの操作性

どうもBluetoothの通信は不安定なことが多いらしく、Google Play Storeには繋がらないという理由で低評価を付けている人がわんさか。この辺iPhoneは大丈夫そうですが…。操作性での生命線なだけに、繋がらないのは勘弁して欲しいです。

アプリの操作性はタップしているときだけメニューが出て、離すと決定というスタイル。パラメータはそれでもいいんですが、アンプモデルの選択などはタップしてメニュー表示、さらにタップして選択、のほうが良かったような。各メニューもギターを持ちながらのスワイプ操作が地味に面倒。

エフェクトの質

アンプにどれほどのエフェクトの完成度を求めるかは人それぞれだと思いますが、歪み系などはもう一つです。モジュレーションはなかなか良いですが、ディレイとリバーブは普通。もともとアンプに歪み系のエフェクトが要るのかという意見はさておいても、この辺は一応使えるというぐらいに思っておいた方がいいかも。

 

動画

弾きながらスマホをいじくりまわした動画。ライン録音ではなく、アンプの前に置いたマイクでマイク録りです。

バッキングではフェイザーを掛けたカッティングと、クリーントーンでのカッティング。クリーンはマーシャル直系ということで、DSL Cleanを使いました。

 

まとめ

昨今濫立する低価格帯モデリングアンプですが、そのなかでもかなり完成度は高い方です。クランチ~ディストーション系の音質については、同価格帯のBOSS KATANAシリーズやFender Mustang、同じくエフェクト入りのVOX VXシリーズなどに比べても同等以上、アプリでの操作性の高さ、搭載エフェクトの数、使えるアンプモデルの数などでは上をいっています。

少々出来の悪い歪み系含め、エフェクトの質ではさすがにBOSSに劣りますが、他の要素がそれを補って余りあります。ロックギタリスト的にはMarshallのロゴ自体が魅力的なのも大きいですね。

表題通り、練習用として最適ですが、大出力のCODE 50やヘッド仕様の上位モデルではライブにも耐えうると思います。マーシャルもそれを見越して専用のフットスイッチまで販売しているんでしょうね。

値段もそこそこ安いので、初心者の練習用としても、中級者以上のロック系ギタリストにしてもおすすめの一品です。


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