【コーヒー屋探訪】京都・三条京阪「喫茶葦島」

三条京阪の街中に隠れ家のように存在する、静かな喫茶があります。

人の波をかき分けるように三条通を歩いていると、壁にこんな看板が。

ビル五階へ誘う看板
ビル五階へ誘う看板
ビル五階にあるというので、その裏のエレベーターから上がります。

内装は写真には残していないですが、テーブルとカウンターがうまい具合に共存し、アーティスティックな空間が広がっています。個性的なオブジェなども功を奏し、アーティスティックではかつ演出された上質な空間を感じます。

雰囲気の素晴らしさは今までに訪れたカフェでも一、二を争いますが、いわゆる洗練とも違い、やや外連味のある演出された空間のため、合わない人は徹底的に合わないでしょう。逆に合う人はとことん合うはずであり、常連が一息つくために通い続けるのもわかる雰囲気です。ある意味京都的と言えるかもしれません。

今回は店の看板ブレンドを注文。最安値が600円からと、立地相応の値段ではあります。

ブレンドコーヒー
ブレンドコーヒー

一口飲んでみる前の香りは濃くスモーキーな印象を与えます。酸味はほぼ感じられず、突出したコクや苦みなどもないですが、非常に平均的でバランス良くまとまった逸品と言って良い味です。HPには日本という国の良さを珈琲において体現したいという一言が書いてありますが、その答えの1つがこのブレンドなのかなと思います。

ちなみに豆の焙煎売りもやっているようですが、注文を受けた量だけ焙煎し、取りに来てもらうか郵送とのこと。焙煎済みの豆をクリアケースに入れて売るということをしていないのですが、この辺りも珈琲豆に対するこだわりと、珈琲を愛する客に対する真摯さとなって現れているような気がしますね。

京都の繁華街にさりげなく存在する、名店と呼ばれうる喫茶です。

 

喫茶葦島

カフェ:○
豆販売:△

営業時間:平日:14時〜21時 土日祝:12時〜21時
定休日:月曜日

http://ashijimablog.com