広島の東に位置する風光明媚な尾道市。駅から徒歩で街並みを満喫できるので、車がない撮影旅行にもうってつけです。
山側は超坂道
海と山がこんなに接近している街も珍しいですが、その独特な地形故に山側は急な坂道で埋め尽くされています。
昔ながらの街並みや寺社が融合して、家々の間を細道でつないでいるような良い感じの雰囲気は一種独特。迷路のようなと形容されるのもうなずけます。山の上の千光寺へはロープウェイが出ているので、それに乗っていくと街が一望できます。フォトグラファーなら山の上からの眺望にこだわることなく、街を散策してスナップを撮りまくるのも一興。
山から降りるとすぐ海
尾道水道とよばれる海峡は駅から出るとすぐです。電車で来ると、すぐ対岸に島が見え、船が行き交う旅情の溢れた雰囲気が出迎えてくれます。目線を左に見遣ると、自転車乗りが集う有名なしまなみ海道。
対岸には向島がすぐそこに見えます。海と山がここまで接近している街はあまり見かけません。瀬戸内海ならではの陽気な雰囲気を強く感じられます。
使用機材
Nikon D90とSIGMA(シグマ)の17-70mm F2.8-4。それに加えてTokina(トキナー)の35mm f2.8も持っていきましたが、主にシグマを使ってました。
SIGMA 17-70mmはAPS-Cでは無類の使い勝手を誇りますが、周辺がひどく流れます。尾道の前に立ち寄った牛窓の撮影ではあまり芳しい結果が得られませんでした。詳しくは下をどうぞ。
SIGMA 17-50mm f2.8 EX DC OS HSM 実写とレビュー
場所
JR在来線が街のど真ん中に停車。新幹線新尾道駅からはバスで10分ほど。
寺社と家々が急峻な山にへばりつくように広がる山側と、運河のような狭い海峡に水の広がる海側。どこを切り取ってもいい絵になる上に、細道だらけで、どんな風景が見えてくるかわからないような面白さがあります。観光客で溢れているというわけでもなく、自由に歩いて撮れる楽しさを存分に味わえるところです。