戦時中の砲台跡が残り、最近では「ラピュタみたい」という風評で有名になってきた友ヶ島。
友ヶ島というのは和歌山と淡路島の間にある四つの島の総称で、地図で「友ヶ島」を探しても名前は載っていないことが多いです。都市部に最も近い無人島などと言われたりもします。
アクセスは最寄りの加太から船の一択。
けっこうなハイキングコース
島は結構勾配があり、砲台跡をめぐるだけでも一苦労。歩きやすい靴と飲料が不可欠なので、飲食物は渡る前に買っておくことをおすすめします。実際には砲台跡を除けば単なる山のハイキングのような感じです。
夏場は虫がたくさん登場しますし、僕は散策中、かなり大きなヘビにも出会いました。虫の苦手な人は夏場を避ける方がいいです。
砲台周りは雰囲気満点
第二砲台跡は崩れはてて、立ち入り禁止になっていますが、あまり守られていません。
灯台は現在でも朽ちることなく、美しさをとどめています。どこへ上がっても海への絶景を見られるのは孤島ならではの楽しみ。
砲台跡がいくつか現存しているのがこの島の最大の特徴。もっとも大きいものは第三砲台跡で、レンガ造りの倉庫や朽ち果てた小屋などが残っています。大体のこの島の写真はこの辺りで撮られています。
使用機材
Nikon D90とキットレンズのAF-S 18-105mm F3.5-5.6。
いずれも今となっては昔の機材ですが、このキットレンズは、使い勝手の良いズーム倍率と無類の軽量さを併せ持ち、さらにNikonらしくかっちり写るので、今でも(2016年現在)結構人気があるようです。今改めて写真を見ても、良い写りをしていますね〜。
場所
廃墟や遺構などが好きなら撮りに行く価値大ありです。それ系にさほど興味がなければただの海に囲まれた山なので、わざわざ船に乗って行くほどでもありません。
加太へは和歌山から電車でも行けます。友ヶ島が結構広いのもあって、加太を一緒に回るのは体力的にも時間的にも一日ではきついです。というか、加太はわざわざ見て回るほど色々と被写体がある場所でもありません。しらす丼を食べる程度にしておいても良いでしょう。