アマゾンで売り上げトップの中国製ストロボ「NEEWER TT560」を購入しました。各社の純正ストロボが軒並み1.5万以上はするなか、これはなんと3,000円。家の中で何枚か撮ってみたので写真を付けながらレビューします。
プラスティッキーなボディ
中華製を地で行く値段とそれに見合う安っぽさ。ニコンのD750はマグネシウムボディなので、装着するとまるで似合わないルックスとなります。ニコンでもD3000代やキヤノンのKissシリーズなど、プラスチック製のエントリーモデルなら違和感なくハマるでしょう。
ちなみに、富士フイルムのカメラでも使えました。

最低限の機能
光量を+と-で調整。その他はPOWERボタンと発光させるためのTESTのみ。光量はマニュアル設定でカメラ本体と連動しないので、カメラ側をマニュアル露出にして、何枚か撮りながら光量を調整することになります。
家で撮る場合、外界の光量がそんなに変わることはないので、カメラ側はISO、f値とシャッタースピードを決めておいて保存しておくのがベター。必要に応じてf値を調整しながら撮影するといいかなと。
マスターとスレーブの設定も一応出来るので、最低限の機能でありながら、必要十分とも取れます。スレーブ設定は僕の使い方では使う機会もないので、テストできませんでした。
光の色合い、光量
実際に撮影したものを載せてみます。いずれも天井バウンス。
色合い


同じものをフラッシュありとなしで撮影してみたもの。ホワイトバランスはどちらもオート。撮影時の環境光は電球色の蛍光灯なので、上のものの色合いは目で見た感じに近いです。下の写真を見るとフラッシュの色合いが把握できます。

角度によってはストロボっぽい青さが出てきますが、うまく角度を調整することで、自然な風合いに見せられます。うまくはまれば綺麗な昼光色に近い雰囲気に。現像ソフトでの補正を前提とするなら、相当ナチュラルにできます。上の写真は若干の補正を入れていますが、肌色などほぼ自然に見えています。
光量




光量は1/20000〜1/300秒まで8段階。1,4,7と3段階で撮影したものがこちら。ガイドナンバー38なので普通に室内で撮る分にはもちろん、ちょっとしたホールなどでも十分な光量です。説明書によるとそれぞれレベルごとのフラッシュ秒数が記されていますが、適当にあわせてみて試して決めるのが一番手っ取り早いです。
ライトユーザーは買いか
僕のように室内で軽く小物や子どもの写真を撮る程度なら十分。純正でないので、露出設定が本体と連動しませんが、前述の通り、撮りながら光量をぽちぽち変えて最適な場所をさがしていけば十分対応出来ます。
外付けフラッシュが欲しいが数万円は出せないというユーザーにはありがたい商品ですね。友人の結婚式のために…といったピンポイント的用途にもいいかもしれません。あとは耐久性ですかね。すぐつぶれる可能性もありますが、こればかりは使って行かないとわかりません。アマゾンのレビューでは結構長く使っている人もいるようなので、ハズレに当たらなければ大丈夫でしょうか。