Amazon Kindleで音楽理論のテキストを発刊しました

  • 2016年1月16日
  • 2016年1月16日
  • 雑文

前回の「ロック・フュージョン アドリブ指南書」に続き、理論系の本を発刊しました。

煩雑な音楽理論の中でも、概念が難しすぎたり、ほとんど使わなかったりする部分を省いて、実用になる部分を徹底して解説したつもりです。コード進行などの具体例も豊富で、それに合わせて弾くだけで雰囲気が掴めるようにしている場所もあります。ぜひ一度ご覧下さい。

詳しい内容はこちらを見て頂ければ。

 

アマゾン・キンドル本の売り上げと価格設定

さてさて、1冊目の「ロック・フュージョン アドリブ指南書」にはじまり、これで3冊目になります。音楽系教則本というニッチな分野だからかもしれませんが、100円程度で出ている本と違い380円とやや高値ながら、毎月10冊ほどは売れています。

キンドルの出版は290円以上はロイヤリティ70%に設定できます。それ未満だとロイヤルティは35%。ニッチな分野で専門性が高いだけに、100円などは避けたいところですし、買う方も普通の本ではないことを分かった上で買います。とはいえ、あくまで無名のギター講師の本ということで、うまく自分なりのバランスを取った辺りが380円でした。

個人的にはその価値は十分にあると思っています!…というわけで、今回も同じ値段で出版。

ちなみに2冊目はHPでの報告を全くしていませんが、ヨーロッパ4カ国の旅行記。これ系のジャンルは世界の果てまで行ってる人の本にはインパクトの時点で負けますので、写真を多めにして180円としました。ざっと見渡してみると99円とかも少なくないですが、ブログの転載などではなく、ほとんどイチから執筆しているため、本としてしっかり読めるものになっています。180円という価格はそれと写真の量を考えてのもの。

  

 

今回もTextbook Creator

今回本を纏めるのに使ったのもTextbook Creator。前回付けなかった目次もTable of contentsの項目で設定できました。Textbook CreatorはPDFがほぼそのまま本になるため、PDFをWordから生成する段階でデザインを徹底して固めます。

図表、楽譜などが多いため、デザインを決め打っておく
図表、楽譜などが多いため、デザインを決め打っておく

ちなみに、旅行記は図表が少ない文字だけの本だったので、普通のリフロー形式の本にしました。Wordを縦書きモードにして執筆、数字類は全て漢数字として、実際の本と同じように編集します。HTMLで書き出しという方法はうまく縦書きにならなかったので、docx形式をそのままアップロードしました。この方法、意外といけます。その後変換されたファイルを一度ダウンロードし、miエディタで再度微調整。その後もう一度アップロードして発刊に至りました。

というわけで

3回も出すと、勝手がさすがに分かってきます。誰でも自分の本が出せるのは夢がある話で、Amazonのシステムは非常に良く出来ていると思います。あとはKindleアプリがもう少し普及してくれる必要がありますね。このアプリの宣伝をアマゾンはもう少し真面目にやった方が良いと思います。最近はプライム会員の宣伝、勧誘がいやらしいほどですけど、それだけがアマゾンじゃないはずだろうって感じですね。