アームをRed Bishop MAGIK-ARMに変更した話

シャーベルMarco Sfogliモデルの改造、最後はフロイドローズのアームバーの変更の話です。はじめの記事でフロイドローズのガタツキが気になる…という話をしているのですが、アームの変更もピックアップ、ピックガードの変更と一緒にまとめてやってしまいました。

以下、前の記事

New Gear!シャーベル「Marco Sfogli Signature」レビュー

EMG 89から57に変えた話

Red Bishop MAGIK-ARMについて

ガタツキをなくすために

フロイドローズのアームはネジ締め式なので、完全に締めて固定した状態で初めてガタツキのない状態にまで固定されます。

僕のスタイルは、アームを普段だらんと下げていて必要なときにだけ持ち上げて掛けるやり方なので、中途半端なところでネジを締めずに置いておく必要があります。こうすると物理的にガタツキは避けられず、そもそも完全に締めても割とすぐに緩んできてまたガタツキが始まるという、気になる人にはあまりよろしくない構造です。この辺、アイバニーズのEdgeなんかはうまく作られていて、差し込み式でガタツキが抑えられる構造になっています。

当然そこを克服した商品もいくつか出ており、一つはフロイドローズ純正の「Floydrose Push in Style」、そしてもう一つがRed Bishop MAGIK-ARMです。

FLOYDROSE ( フロイドローズ ) / Push In Style Tremolo Arm Chrome(サウンドハウス)

Floydroseブランドの純正品も気になりましたが(こっちのほうが安いし)、今回は市場のレビューをいくつか見た結果、Red Bishop製品を試すことにしました。

Red Bishop MAGIK-ARMとは

Red Bishopは日本の小さい会社が提供するブランドですが、その製品クオリティは世界的に知る人ぞ知るというレベルに達しており、YOUTUBE動画で外国人のレビューがいくつかあったり、コメント欄でアメリカ人がこの製品について細かく話しているのも見たことがあります。フロイドローズなどのトレモロアーム周りの製品が多く、かゆいところに手が届くラインナップです。

https://redbishop.jp/JP_index.html

MAGIK-ARM for Floydroseはフロイド用の製品で、送料含め実質5,000円とかなり高価。ただ、一度つけたらほぼ一生使えるであろう部品であることと、アームをよく使用する人にとって、細やかな使い心地はかなり重要なため、それなりの価値はあるのかなと思います。

レビュー

購入〜付け替え

購入から二日ぐらいでクリックポストにて届きました。中はアームと、根本の部品、そしてスパナが二本。これは最終段階でナットを締めるときにだけ使います。

アームそのものはフロイドローズ純正の初期品に比べて、少し長く、曲がりの角度が急です。

上が純正品、下がmagik arm
アーム本体にRed Bishopのロゴが入っている

さて、15分ほど説明書とにらめっこしながら付け替えを終わらせます。交換は対して難しくはなく、普通に誰でもできます。ただユニット全体を取り外すのが面倒ってぐらい。見た目は根本が少し変わったぐらいで一緒です。

フロイドローズユニットはかっこいいです

所感

アームは差し込み式になります。もともとアームをねじ込むために付いていた入口のネジは、アームの固定具合を調整するトルクの役割を果たすようになります。

ガタツキは相当軽減されており、繊細なヴィブラートやクリケット奏法など、ガタツキが気になる演奏の際にかなりスムーズになりました。僕の使い方のように日頃アームをだらんと下げているケースだと、ガタツキも完全になくなるわけではなく、まだ僅かに残っています。とはいえ、演奏上ではストレスをほぼ感じないレベルに軽減されており、日頃から手元にまで持ち上げた状態で固定している人だと、ほぼガタツキはゼロになるんじゃないでしょうか。

まとめ

たかだか金属の棒に5,000円と聞くと高価ではありますが、日本製の工業製品の確かさのようなものを感じさせてもらえる、良い商品でした。アームの使用頻度は人に依りますが、「無いと困る」ってぐらい使っている人であれば確実に元は取れます。今のところ入手方法はアマゾンか公式サイトでの通販に限られるようなので、気になった方はどちらかから飛んでみてください。

https://redbishop.jp/JP_index.html

さて、これにてシャーベルのギターもカスタムは終了。かなり自分好みのスペックに近づきました。あとは弾いて慣らしていくのみでございます。